「デリケートな内容だからこそ、 信頼できるかかりつけ医に。 子どもの“夜尿症”も相談を」  佐々木クリニック 白柳慶之院長

北多摩地域の病院院長に話を伺う当コーナー。今回は小平市にある佐々木クリニックの白柳院長に取材しました。(以下、談)

白柳慶之先生/日本泌尿器科学会(専門医・指導医)、日本小児泌尿器科学会(認定医)、日本夜尿症学会理事

 

「夜尿症」は科学的に解明されてきています

広く地域の方々に、適正かつ専門的な診断と治療を提供することを目標に診療しております。

特に当院の小児泌尿器科診療は専門的に行っている病院が少なく、都内でも数カ所のみ。子どもに多く見られる「夜尿症」は、これまで「そんなのは病気ではない」といった、精神論や親のしつけが原因として片付けられていました。

ですが、最近では①膀胱が小さい②夜間の尿量が通常より多い③眠りの質が良くないなど、科学的に疾患として解明されてきています。

寝る前に過剰な水分制限をしても意味はありません。

これらは逆に周りからの目や、親・祖父母ら家族からのプレッシャーとなり、子どもの積極性を奪ったり、生活の質を落としたりといった問題を引き起こしてしまう原因にもなります。

* * *

「病院に相談することなのかどうか……」と悩む親御さんからのお声も良く聞きますが、不安に思ったら気軽に当院に来てみてください。

当院はもちろん大人も診ていますが、泌尿器の問題は相談しづらく、病院に行くのが恥ずかしいという人も多いのが現実。でも、当院は来てみると明るく、女性も入りやすい雰囲気ですよ。

デリケートな内容だからこそ、地域に根ざした信頼できるかかりつけ医を持つことが重要です。何か気になることがある人は、ぜひ一度来てみてください。

佐々木クリニック

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